大河ドラマ 麒麟がくる 16話までの感想

 
2020年05月06日/ 大河ドラマ
麒麟がくる



久しぶりに大河ドラマを見るようになりました。
何と言っても戦国時代モノだし、明智光秀が主人公なので興味津々でした。

帰蝶を演ずるはずだった沢尻エリカさんが覚醒剤で逮捕され、降板となり
代わりに川口春奈さんが演ずることになりました。

川口春奈さんの帰蝶をなかなか気に入っています。
お蔵入りした、沢尻エリカさんの演技した映像を見ないと何とも言えないですが。

ただ、帰蝶があそこまで信長(染谷将太)の行動や美濃の動乱に介入しているのは
やり過ぎな感があります。これは作者の方へのツッコミです。

十兵衛(光秀)の長谷川博己さんと言えば、私の中では「鈴木先生」なので、
随所に鈴木先生っぽさが見られるように思えて楽しんでます。

沢尻さんに引き続き、出演者に問題が。
降板に至らないまでも物議を醸し出しています。
表面的な謝罪と言う形で幕引きとなりそうですが。。

3月ごろから世界的パニックとなった武漢ウイルス。
これに関連した岡村隆史(菊丸役)のラジオでの発言です。

この武漢ウイルスで失業したり、経済的に困窮した綺麗な女性が性風俗店へ
流れてくるだろう、ヤッホー!という趣旨の岡村の発言でした。

私は、女性蔑視だの、性風俗のことをとやかく言うつもりはありません。
打ちひしがれて困った人を買い叩こうという鬼畜な発想が信じられない。

私の友人の中には武漢ウイルスで失業した人もいます。
何もしてあげることも出来ず、かけた言葉も彼にとっては虚しく感じられたと思います。

なので、菊丸が登場するたびに何か不快です。
16話では菊丸が門脇麦さんの手を握るシーンがあったので、ひじょーに不快でした。
この話題はこのあたりにしておきます。


織田信長の役に決まった染谷将太さんは、登場するまで大河ドラマ史上最も
貧相な信長など酷い言われようでしたが、私も同様な印象を持ちました。

すいませんでした。
なかなかに面白く、今までの大河ドラマにない新しい信長を演じていらして、
歴史上にも実際にあったと思われる、あんな場面やこんな場面が今から楽しみです。


斎藤道三(利政)も、今までの大河ドラマでは、本木雅弘さんより老齢な役者さんで
ちょろっと出てくるイメージでしたが、かなり出番も多くて、
髪をおろす前の姿をこんなに見たのははじめてです。

坊主頭にヒゲで袈裟のイメージが強かった方も多いのではないでしょうか。
出家する前の名が「利政」とは知りませんでしたし。
ケチで十兵衛(光秀)を困らせる場面などコミカルで面白かったです。

私は制作サイドじゃないので、視聴率は気にしてません。
ネットの記事では、視聴率のことを話題にしていて、一時的に下がったのは、
望月東庵(堺正章)や駒(門脇麦)といった架空の人物が出しゃばり過ぎだから
などと予想して書いておりました。

あまり出ずっぱりだとダルいでしょうが、所々ならいいんじゃないでしょうか。


十兵衛(光秀)の叔父、明智光安を演ずる西村まさ彦さん、
なぜ芸名を西村雅彦から西村まさ彦に変えたんだろう。
画数がどうのこうのと、占い師に言われたのかな。どうでもいいけど。
大河ドラマでは「真田丸」で室賀氏を演じて以来ですね。

16話では高政(伊藤英明)から領地替えを言い渡されたようで、
「兄上から引き継いだ領地を守れなかった」と落胆した様子。

高政が光秀に話していたのは、もっと広い領地を与えるとのことなので、
私なら喜ぶけどなあ。
年寄りは土着の土地に未練があり過ぎる気がします。


美濃から追放されて、もう出番はないと思われますが、土岐頼芸を演じた
尾美としのりさんが、政治には無関心なくせに気位だけは高い、
無駄飯食らいの守護を好演してました。
「まだ結婚できない男」とはまた違った役どころで良かったです。


織田家の家臣として台頭する前は特に、明智光秀に関する現存資料が少ないそうで、
今放映している時代の光秀は、ほぼ想像、創作ということらしいです。
あんなに斎藤道三に近づけるほどの重臣だったのか、
道三の嫡男・高政と幼馴染みだったのか、帰蝶のいとこだったのか、謎です。


佐々木蔵之介さん演ずる藤吉郎、後の豊臣秀吉は、イメージが合わないなあ。
もっと小さい男で、気に入らないけど岡村隆史みたいな風貌の方が
合ってる気がします。


美濃と言ったら竹中半兵衛’(重治)、誰が演じるのかなあ。
もう発表があったのかも知れませんが、私は知らないまま楽しみに
見続けようと思います。   


Posted by じろう at 14:58Comments(0)

大河ドラマ、真田丸、功名が辻、2作品の共通点とは?

 
2016年04月29日/ 大河ドラマ
真田丸

功名が辻

※文中ところどころ敬称略

お命の持ち帰りこそ、功名の種にございます

黙れ小童(こわっぱ)!

「共通点」と言うと大げさですが、
最近、2006年の大河ドラマ「功名が辻」を見直したので、
今年の大河「真田丸」と合わせて色々言ってみたかっただけです。


2作品ともに出演および関係者を挙げてみます。

・三谷幸喜(脚本/足利義昭)
・長澤まさみ(きり/小りん)
・榎木孝明(穴山梅雪/浅井長政)


ついでに、「功名が辻」と「トリック」ともに出演の役者も挙げます。

・仲間由紀恵(千代/山田奈緒子)
・生瀬勝久(堀尾吉晴/矢部謙三)
・浅野ゆう子(寧々/東崎彩乃)
・菅井きん(大政所/母之泉の教祖・霧島澄子)

ここまでくると、真田丸と全然関係ない、単なる趣味ですw

「功名が辻」は、2006年の放映時にもリアルタイムで見ましたが、
もう一度見直してみると、なかなか良い作品だったなと
再評価しました。

千代(仲間由紀恵)の幼少期を演じた子役の女の子、
どこかで見たよなぁと思ったら、
なんと「女王の教室」で馬場ちゃんを演じていた子(永井杏)でした。
千代・幼少期 馬場久子 永井杏


「真田丸」と話がかけ離れていったので、戻します。

「功名が辻」と「真田丸」の両方に出演の長澤まさみ さんですが、
私は功名が辻で彼女が演じた”小りん”の方が好きです。

「真田丸」では”きり”という信繁(堺正人)の幼なじみを演じています。

ネット上では、「”きり”がウザい」という意見をよく見かけます。

私も同意見です。

長澤まさみ さんへのインタビューで、
「セリフを現代語に近い形でやらせてもらっているので、伸び伸びと演じられる」
といった旨の発言をご本人がされています。

これがウザさの要因の一つだと思われます。

録音機械の登場前の時代に話されていた言葉は、
文献などから想像するしかないでしょう。
なので、堅苦しいと言われる時代劇の言葉遣いも、想像の域を出ません。

しかし、現代とは違う言葉遣いをすることは、
「ああ、今は戦国時代の物語を見ているのだ」と感じさせる記号のようなものです。

脚本からして元々そうなのか、
演出の方が、長澤さんの台本を無視した言葉遣いを放任しているのか分かりません。
もう遅いかも知れませんが、これは考え直した方が良いように思います。

同じくNHK制作の「タイムスクープハンター」では、
これでもかとリアリティにこだわった作りをしています。

確か防人(さきもり)を扱った回があり、演者さんの話す言葉の大意は取れるものの、
非常に聞き取りづらいものでした。
画面下に現代語のテロップを入れるほどの凝りようです。

想像上の堅苦しい言葉遣いがイヤだという人は、現代劇を見ればいいんです。

言葉遣いだけでなく、所作、振る舞いも大いに問題があるでしょう。
「真田丸」の話に戻ると、”きり”の立ち居振る舞いも目に余るものがあります。

信繁ときりは幼なじみかも知れませんが、きりは真田家の家臣・高梨内記の娘です。
主家の子息に対して、あのような砕けた話し方やだらけた態度はあり得ません。

たびたび引き合いに出しますが、
「功名が辻」では、お濃の方(和久井映見)と明智光秀(坂東三津五郎)はいとこの関係でした。

劇中で、いとこ同士の二人は惹かれ合いながらも、主従の関係をわきまえています。
身分や立場の違いがあり、言動に制限がある中でもあれだけの表現ができるのです。

山内一豊(上川隆也)と千代(仲間由紀恵)の間もそうでした。
女性が男性より一歩下がる時代においても、
女性は自己主張でき、意見が聞き入れられていました。
(あくまで劇中では。実際のところは知りません)

”きり”の野放図な言動がウザいと多くの人が感じるのも当然です。
戦国時代の設定を無視しまくっているのですからね。

私は長澤まさみバッシングをしたいわけではありません。
繰り返しますが、功名が辻で彼女が演じた”小りん”はとても好演だったと思います。

小りん

同様の点で、真田丸における茶々(竹内結子)もウザいですね。
竹内結子さんは好きな女優さんだけに、とても残念です。

功名が辻では、茶々(淀の方)は永作博美さんが演じていて、
気位が高く、尊大な態度が好演でした。

茶々 淀

真田丸での竹内結子さんは、少々はっちゃけて軽すぎですね。

信繁(堺正人)にも問題があり、上杉景勝(遠藤憲一)やその他、大人物の前で、
きりと言い争いを始めます。
こういう点も、見ていてうんざりする理由の一つです。

脚本がそうであるならば仕方ない。

つまりは、三谷幸喜氏が・・・

功名が辻では、足利義昭を好演されていたのに。
脚本家よりも役者になった方がいいのでは?
足利義昭

口が過ぎました;

三谷幸喜さんの手がけられた映画「ラヂオの時間」や「みんなのいえ」は大好きな作品です。
これらより後の作品は・・・

新しい試みをするのはいいことかも知れませんが、
古くても良かったものまで壊してしまう必要は無いと思います。

三谷さんは、まず配役を決めて、それからその役者さんに向けたセリフを書く、
「あて書き」なる方法で脚本を書くそうです。
なので、いわゆる三谷組の俳優陣が多く出演してるんですね。

コメディがやりたいなら、大河ドラマじゃないところでやってくださいな。


大河ドラマの脚本家や演出家は、
過去の大河を見まくる、とにかくインプットしまくってから臨んで欲しいですね。

少し前の大河ドラマ「篤姫」が思いのほか視聴率が良かったので、
NHKは何か勘違いしてしまったのでしょうか。

ホームドラマ風のものをと、
ひよった結果が大河ドラマの凋落を招いているように思われます。
そういうのは、朝ドラに任せておけばいいんです。

功名が辻では、小りん(長澤まさみ)は忍びの者でしたが、
香川照之さん演ずる同じく甲賀の忍び・望月六平太が良かった。
望月六平太

真田丸では、忍びというと佐助(藤井隆)くらいしか登場しないのが寂しい。
出浦昌相(寺島進)は、私の中では忍び(素破)というより武将という位置づけです。

またもや昔の作品を持ち出しますが、
NHK新大型時代劇「真田太平記」では、忍びの者たちの暗躍も楽しい要素でした。
「真田丸」で真田昌幸を演ずる草刈正雄さんが、
真田太平記では信繁(幸村)を演じていました。

真田丸では、豊臣秀吉(小日向文世)と徳川家康(内野聖陽)も
つまらん描かれ方をしていますね。

昔を懐かしむのは年老いた証拠か・・・

真田丸のオープニングでは、馬のロボットを海外から借りてきてまで撮影したとか。
(本物の馬は、正面からカメラを向けられると暴れる?とかで)

そういった道具や撮影技術は発展してきているのに、
コンテンツは劣化していくというのは皮肉なものです。


  


Posted by じろう at 00:04Comments(0)