犬神家 The 2nd

 
2010年07月04日/ 実写映画
映画「犬神家の一族」の2006年リメイク版を、レンタルで
借りて観ました。

犬神家の一族

2006年の公開早々に映画館へ観に行きましたよ。
多くの方のレビューと同様、がっかりした記憶があります。
そのがっかり感は何だったのか?DVDで再確認です。

まず「ああ~」と残念なため息が出たのが、那須ホテルの女中、
はる役の深田恭子さん。
申し訳ないけれど、この役には向いてないと思います。

いや、深田恭子さんが嫌いな訳でなくて、別の役者さんを
配役しても良かったのでは?と残念に思うわけです。
深田恭子さん、きれいでかわいらしい方ですけれど。

あの甲高い声が、どうもあの物語には合わない気がします。
ならば誰を配置するか?ですが、そうですね、
水川あさみさんとか、柴咲コウさんとかどうでしょう。
麻生久美子さんでもいいかなあ。西田尚美さんは?
上戸彩さんは何か違う、吉高由里子さんも違うかなあ。

あまりキャンキャンした声でなくて、金田一の心無い
一言にふてくされる顔を妄想して挙げてみました。
配役を勝手に考えるのも楽しいですね。

一方、意外に好演だったと思ったのが、犬神小夜子役の
奥菜恵さんです。
佐智の死体を天窓越しに見つけ、絶叫するシーンや、
気がおかしくなって、ヒキガエルの頭をなでながら
「面白いことしてるわねぇ、私も仲間に入れて」
のセリフが印象的でした。

金田一耕助役の石坂浩二さん、お歳を召されたから仕方
ないのかと思いましたが、そうでなくて、力が入り過ぎ
てるのを今回見て気付きました。

それはどなたかが、
「まるでダチョウ倶楽部のようなリアクション」
と評していたように、確かに大仰なんですよね、1976年版
に比べると。
30年ぶりということで張り切り過ぎたのでしょう。

それに対して、あまり変わりないなあと感じたのが、
警察署長役の加藤武さん。
1976年版でも同じ役なので、お歳を召されたのは仕方ない
にせよ、安定していたように思います。
変に力を入れず、冒険しなかったのが幸いしたのか。
迫力が無くなったと評する人もいらっしゃいますが、
私はそれ程とは思いませんでした。

同じく30年ぶりに同役をされた、那須神社の大山神官役、
大滝秀治さんは、さすがにお歳を召されてキレが落ちた
なあと感じました。

また、大滝秀治さんの出演シーンで言うと、
犬神佐兵衛翁と野々宮大弐が男色の関係にあったこと、
大弐氏の妻、晴世さんと佐兵衛翁のただならぬ関係の説明が
しれっと簡単に流されてしまって残念です。
初見の人には、物語が分かりにくかったと思います。

他にも、旅館柏屋の主人役、林家木久蔵(現:木久翁)さん
の素人目でも分かるヘタさ加減とか、
「あちゃー、何でこうなった?」と嘆息を漏らすシーンの数々。

脚本、カット割り、カメラアングルなど、1976年版の
複製と言ってもいいくらい似せているので、かえって
ちょっとでも違うと突っ込みを入れたくなるのかも
知れません。何でここBGM変えた?とかね。

見比べて、ああだこうだ言うのも楽しみの一つなので
これはこれでいいのかも。


  


Posted by じろう at 23:20Comments(0)