映画「アウトレイジ」の感想

 
2012年01月05日/ 実写映画
北野武監督の映画「アウトレイジ」の感想など。

アウトレイジ

年末年始の期間にDVDを借りてきて見ました。
北野武監督作品を拝見するのは「座頭市」以来になります。

「これはさすが映画だなぁ」というのが、私の大まかな感想です。
と言うのも、最近のドラマのスピンオフ映画、漫画や小説を原作にした映画に
ぬるさを感じていたので。
久し振りにエンターテイメントな邦画を見た気がしました。

ゆっくり考え込むと突っ込みどころ満載なのでしょうが、とにかくテンポが良く、
次から次へとストーリーが展開していくので、退屈することはありません。

ただし、凄惨なシーンの連続なので、激しい暴力描写が苦手な方は
見るのを避けたほうが良いでしょう。
私も見ていて「うぎゃー!痛そう」と顔を歪めることがしばしばでした。
殴る蹴るだけならまだマシな方です。
「バカヤロー!」「この野郎!」と罵声を浴びせるのが可愛く見えます(笑)

だいたいが、銃で撃たれて死ぬパターンですが、その撃たれ方、
撃たれる角度、撃たれる場所などに様々なバリエーションがありました。

まだ銃で撃たれて死ぬだけならラクな方で、殺さずにいたぶる場面が
見ていて「ひえー!」でしたね;

たとえばラーメン屋の主人。
ネタバレになるのであまり言わないでおきますね。

YouTubeで見た北野武監督の舞台挨拶で、
「あまりヒドすぎて逆に笑ってしまうかも」と言っていた意味が分かりました。

このラーメン屋の最後の場面で、「早くこれ持ってけ」と言って大友組組員が
店員のお兄さんにラーメンを客に運ばせるのですが、そのラーメンの中は…。
ここは少し笑ってしまいました、確かに。

ラーメンを待ってる客が、呑気に携帯ゲーム機で遊んでいるので、
その対比でますます可笑しかった。

「踊る大捜査線」シリーズの神田署長でおなじみの北村総一朗さんが
山王会会長・関内の役で、ヤクザの大親分が意外にハマってました。

その関内会長の思惑ひとつで、汚れ仕事をさせられる大友組の面々。
組長演ずるビートたけしさんが、一番ひどいことを平気でしますが、
若頭・水野役の椎名桔平さんや、石原役の加瀬亮さんもなかなか。

殴る蹴るの暴行もする一方、外国の大使と英語で話す加瀬亮さん
のギャップも見ていて楽しい。

村瀬組組長の石橋蓮司さんは、踏んだり蹴ったりのいたぶられ様でした。

最後は追い詰められ、組員を次々に抹殺される大友組。
人間、命の危険が迫ると、本能的にああしたくなるのでしょうか。
椎名桔平さんのベッドシーンが妙に生々しい。

結局捕まる水野(椎名桔平さん)なのですが、
「殺るんなら早くやれよ!」という水野の言うとおりで、何もあんな
ひどい殺し方をしなくても・・・

全然ヤクザに見えない三浦友和さんが、意外に怖かったりするんですね。
とにかく面白かった映画です。

▼主なキャスト(敬称略)
大友(大友組組長) - ビートたけし
水野(大友組若頭) - 椎名桔平
石原(大友組組員) - 加瀬亮
片岡(刑事) - 小日向文世
関内(山王会会長) - 北村総一朗
飯塚(村瀬組組員) - 塚本高史
大友の女 - 板谷由夏
木村(村瀬組若頭) - 中野英雄
小沢(池元組若頭) - 杉本哲太
村瀬(村瀬組組長) - 石橋蓮司
池元(池元組組長) - 國村隼
加藤(山王会若頭) - 三浦友和

  


Posted by じろう at 18:57Comments(0)