運命の人 最終回(第10話)の感想

 
2012年03月19日/ TVドラマ

TBS系列で放送された「運命の人」最終回(第10話)の感想など


ドラマ 運命の人 最終回 第10話

今までとは打って変わって、全く別のドラマのようでした。
この「沖縄編」とでも言うべき最終回2時間スペシャルを、概ね好意的に
私は捉えました。

ちょっと恣意的に感じたのが、お年寄りたちに沖縄戦の悲惨さを語って
もらう場面。あるお年寄りに、
「日本軍が中国で酷いことをしたから、アメリカ兵もきっと同じ様に酷いことを
するに違いないと思って恐怖に震えました」と言わせている辺り。

一般の国民が、局地的な日本軍の行為を、戦時中に知りえたのか疑問。
私は極端なことを言う右派ではないので、日本軍による残忍な行為は
あったと思っています。

だけどそういった行為は、戦後になって明るみになってきたわけで、
戦時中は「勝った、勝った」の大本営発表に騙されてきたのだと思います。
弓成亮太(本木雅弘さん)が記者を目指すきっかけも、そういった政府の
ウソを暴きたいという気持ちからだったはず。

何か間違っていたらご指摘下さい。私は歴史家ではないので。

さて、弓成亮太(本木雅弘さん)は人生に絶望したのか、沖縄へやって来て、
崖から海に飛び込んでしまいます。
それを助けたのが、謝花ミチ(美波さん)や渡久山(泉谷しげるさん)でした。

謝花ミチは、中学生の時に米兵から暴行される被害に遭い、心に傷を
負ったまま、ガラス工芸に打ち込んで過去を思い出さないようにしています。

思い出したくない過去を持つ二人の交流が良かった。
最後に、弓成の妻・由里子(松たか子さん)が沖縄まで訪ねてきて、
この夫婦二人の様子を見ていた謝花ミチ(美波さん)は、同じ工房で働く
照屋賢勇(三浦貴大さん)と堅く手を握り合っていたのが印象的でした。

国土の0.6%の土地である沖縄に、74%の米軍基地が集中している事実に
考えさせられるものがありました。
ただ、沖縄は軍事的な要衝なので、負担を減らすことは出来ても、基地を
全くゼロには出来ないだろうというのが私の意見です。

どんより暗い雰囲気のまま話が終えるのかと思っていたけれど、
謝花ミチに過去を乗り越えようとする兆しが見えたし、弓成亮太
(本木雅弘さん)にも救いのある終わり方で、少し気が晴れました。

運命の人 最終回(第10話) あらすじ (Yahoo! テレビ より)

全てを失い沖縄の海に身を投げた弓成(本木雅弘)は、琉球ガラス工房
で働くミチ(美波)に救われる。

5年後、過去と決別し、ミチの叔父・渡久山(泉谷しげる)の家の離れに
居候する弓成は、琉球新聞の記者・儀保(津田寛治)に声を掛けられ、
素性がばれる。そんな弓成を渡久山はある場所に連れて行く。

同じころ、由里子(松たか子)は生死も分からぬ弓成を待ち続けていた。

一方、昭子(真木よう子)は職を転々とする生活を送っていた。

▼主な出演者(敬称略)
弓成亮太 - 本木雅弘/弓成由里子 - 松たか子/三木昭子 - 真木よう子/山部一雄 - 大森南朋/三木琢也 - 原田泰造(ネプチューン)/大野木正 - 柳葉敏郎/曽根川 靖弘 - 本田博太郎/佐橋慶作 - 北大路欣也/八雲 加世 - 高林由紀子/青山 芙佐子 - 柴本幸/鳥井 裕三 - 斎藤歩/謝花ミチ - 美波/照屋賢勇 - 三浦貴大/儀保 明 - 津田寛治/我楽政規 - リリー・フランキー/少女 - 吉田里琴/安仁屋 猛 - 津嘉山正種/島袋善祐 - 平泉 成/渡久山ツル - 山本道子/渡久山朝友 - 泉谷しげる

▼原作 - 山崎豊子「運命の人」(文藝春秋刊)

  


Posted by じろう at 06:19Comments(4)