モリのアサガオ 最終回(第10話) 感想

2010年12月21日/ モリのアサガオ
テレ東系ドラマ「モリのアサガオ」最終回(第10話)の感想など。

モリのアサガオ

渡瀬満(ARATAさん)は、自ら進んで死刑を望んだわけではありませんでした。
渡瀬が復讐のために殺した田尻勝男の弟から脅しを受けていたからでした。

その脅しとは、兄を殺された復讐を、渡瀬だけでなく妹の小春(谷村美月さん)に
対しても行うというものでした。
なので、渡瀬満は「俺が死刑になれば、妹には手を出さないと誓うか」と田尻の
弟に約束を迫り了承を得ていたのです。

その後、新聞記事で田尻の弟が事故で死んだことを渡瀬が知ると、及川直樹
(伊藤淳史さん)を呼んで言います。
「これでもう復讐されることはない。これでもう死刑になる必要はなくなったんだ!」
しかし、直樹は渡瀬に冷たく言い放ちます。
「キミの罪は死刑に値する」と。

半年前に死刑執行された世古利一(温水洋一さん)は、仏像の貼り絵の裏に
遺書をしたためて残しており、そこに自分の罪を悔いる文面が綴られていました。

田尻の弟からの復讐の脅威がなくなったら、自分の罪を省みず、生き延びたいと
言い出した渡瀬の身勝手さに、世古と同様に自分の罪と向き合って欲しいと
願う直樹でした。

3年が経ち、同僚の刑務官・望月加奈(木南晴夏さん)は及川直樹を諦め、
別の人と結婚します。結婚式には刑務官たちも参列。
谷崎俊幸(ベンガルさん)が「及川といい感じだと思ったのに」と加奈に言うと、
「家に帰ってまで刑務官が居るなんてイヤですよ」
と強がりとも取れることを加奈は言っていました。

そしてついに、渡瀬満への死刑執行命令が下ります。
渡瀬が「今日、直樹を見かけないけどどうした?」と刑務官に聞くと、
「法務省へ出張だ」と言って誤魔化しますが、思いっきり動揺していたので、
渡瀬は悟ります。自分の死刑執行が近いと。

死刑執行の朝、刑務官たちが渡瀬の独房へ向かい、扉を開けます。
すでに感じ取っていた渡瀬は、穏やかな表情で連れられていきます。
そして、死刑執行のボタンを押す3名のうちの1人に及川直樹が居ました。
最後に直樹と渡瀬は無言のまま視線を合わせるのでした。

合図ののち、3名が一斉にボタンを押し、床板がはずれ・・・

何だか切ない結末でした。
及川直樹のしたことは、果たして良かったのか悪かったのか。
彼が積極的に渡瀬を支援して、再審請求をしていたら、刑が軽くなったかも
知れません。残された妹の小春はどうなるのか。

定年間際の若林(塩見三省さん)は、
「いくら極悪人でも、人間が人間を殺すのは、いいのかどうか未だに答えが出ない」
と及川直樹に苦悩を漏らすのでした。

私はそれでも死刑制度を支持しますね。
やはり、人の命を故意に奪った人間は、その命でもって償うべきだと思います。
ただ、冤罪の問題があるので、そこを突かれると私も回答に苦悩します。
本当の意味の終身刑を設置するのはどうなのでしょう。
無期懲役は、実質十数年で出てこれるみたいですから。

【主なキャスト】
刑務官・及川直樹(伊藤淳史さん)
新聞記者・沢崎麻美(香椎由宇さん)
刑務官・若林勇三(塩見三省さん)
刑務官・望月加奈(木南晴夏さん)
刑務官・谷崎俊幸(ベンガルさん)
死刑囚・深堀圭造(柄本明さん)
死刑囚・世古利一(温水洋一さん)
渡瀬満(ARATAさん)
及川正直(大杉漣さん)
及川佐和子(市毛良枝さん)


 


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この記事へのコメント
あなたは目には目をですか。
自分が罪を犯さないと思い込んで、刑務所に入れられない事を思い上がってのご発言でしょう。
わたくしは違います。
死刑制度も裁判員制度も反対の意見です。
もしも冤罪が起き、自分が罪に陥れられたら、
こんなに恐ろしい事はありません。
現に、袴田事件では袴田さんが長い事牢獄に入れられ、
精神に異常をきたしています。
自分もあんな所に入れられたら、正気ではいられないと痛切に感じます。
平和と言うものは、人を人の手で殺す社会がある事ではありません。
わたくしは戦争と死刑制度ほど、極悪非道な人間の行いはないと思っています。
Posted by まろんはっぴぃ at 2011年09月21日 17:34
まろんはっぴぃ さんコメントありがとうございます。

私の主張を最後まで読んでくださると良かったのですが…。
本文に書いたことを以下に再掲します。

>私はそれでも死刑制度を支持しますね。
>やはり、人の命を故意に奪った人間は、その命でもって償うべきだと思います。
>ただ、冤罪の問題があるので、そこを突かれると私も回答に苦悩します。
>本当の意味の終身刑を設置するのはどうなのでしょう。

このように「終身刑」の設置を提案したつもりなのですが・・・。
Posted by nerv46nerv46 at 2011年09月21日 18:57
このドラマに限らず、貴方の感想を色々と読ませていただきました。
とても読みやすく、見ていないドラマでも観たくなる文章で素晴らしいと思います。
中でも、を私は法学部だったのもありこのドラマの感想書きたかったので、こちらの最終回にコメントさせていただきました。

まず申し上げておくと、このドラマは死刑の賛否を問うドラマではありません。
原作は死刑問題を考えさせられるものでしたが、ドラマは原作ストーリーになぞり、2人の友情人間ドラマを描いたものです。
私もそう感じましたし、公式のキャストからも死刑について考えて欲しいドラマではないと明言されております。
マモラさんの作品は映像化する際、テーマを別のものにあえて脚色しています。キラキラヒカルなど。
ご存知でしたら申し訳ない。

ですが、あえて人間ドラマの部分をあまり書かず、死刑についての感想を書いている貴方にとても好感をもてましたので死刑問題についての感想を書きたかったのです。

本題です。
基本的には私も死刑肯定派です。
なので大まかな死刑制度に対する考えは同じです。
ただ提案されております終身刑ですが、これが法律に導入されますと莫大な費用がかかってしまい現実的ではありません。
生活空間の確保、飲食費、刑務官の人件費の3つだけでも実現させるには消費税を30%にしても足りません。
無期懲役が10年程度で出てこれるのは経費が足らないからです。
多額の釈放金で出してもらえることからもそのことはうかがえるかと思います。
死刑の抑止力がなくなれば犯罪者人数も増えます。
今の時代ならなおさらで、法律の名の下、堂々と毎日の食べ物にも困らず
外敵から身を守り、身体は常に担当医師に守られる。
どう思われますか。
私は年金受取引き伸ばしのなか、60まで運よく働けたとしても貯蓄がない人間は野垂れ死にするまえに誰でもいいから殺したくなる法律になってしまうと考えています。

私の今の段階での答えは、「今の法律がベスト」です。
一昔前前のような取り調べは禁止されましたし、証拠の血液検査も個人を特定できる段階にはいっています。
冤罪の可能性も含め、肯定派です。
私は、死刑制度がある国ない国数々あれど、死刑制度について我々、世界の人々が考えなくなることが一番怖いことだと考えています。

前述しましたように、このドラマは死刑制度の賛否を問うものではないです。
あえて人間ドラマに重点をおいてドラマ化したかは、
「ドラマなんて見なくても、死刑問題について考えるのは当然であって然るべき」
というスタッフの願いのように思います。

長々と失礼いたしました。
Posted by pon at 2012年12月01日 20:14
ponさん、コメントありがとうございます。

このドラマを見た2010年12月の時点では、基本、死刑制度支持、しかし、終身刑もあったらどうなのだろう?と、ふと思ったのが正直なところです。

ひとつ前にコメントされた方が死刑反対派でいらして、その方の言われるように、どこか自分は死刑と関係ないと思っての熟慮の無い発言でした。

ただ、殺害されたご本人のご無念、遺族感情を考えると、やはり死刑制度は残すべきだと思います。積極的に賛成ではないにせよ。

終身刑については、ご指摘のような問題点が、想像をめぐらせば考えられ得ることで、とても勉強になりました。
Posted by じろうじろう at 2012年12月02日 10:11
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